宮崎県都城市の整形外科の診療サービスを提供する 医療法人社団橘会 橘病院

橘病院 外観

〒885-0071 宮崎県都城市中町15-24

0570-01-7236 受付 8:00~17:00 日・祝休診

クリスマス献金

町の小さな教会に、毎年、クリスマスのころクリスマス献金をわずかですが続けています。クリスマスに教会に集まる子供達のケーキ代の足しにしていただいています。

22年前、一人で子供たちを育てることになり、3人の寝顔を見ながら明日からどうしようと、途方に暮れる日々が始まりました。ごはん、幼稚園、小学校、習い事、学校行事、地域活動…。卵焼きもできないレベルからの家事開始でした。料理、お弁当の本は20冊以上読んだかな。塾や習い事の送迎の合間に、学会誌や整形外科雑誌を読んで仕事のレベルを保とうとヒッチでした。初めて公民館の子供父兄会に参加した夜、お母さんばかり30人ぐらいのなか、おじさんは一人。あちこちでささやきを聞きながら針のむしろみたい。

父兄での運動会のテント準備でも、片親になって情けないなとか、奥さんに逃げられてかわいそ、とか辛い言葉を浴びたり、地区のメンバーから外されたり。仕事頑張って家族も安定して、後輩たちにも胸を張れる社会人としていい気になっていましたが、陥落したようで情けない人生、こんなに辛いことないな。そんな時、ふっと通りかかった教会で牧師さんのお話し声が聞こえました。クリスチャンではありませんし、宗教への特別な思いもありません。やさしい声だったのでその方に何気なく、こんなふうにつらいときどうすればいいのですか?と質問しました。

その方は、神様はたくさんの試練や辛いことをお与えになりますが、しっかり乗り越えなさい、そのあとたくさんの喜びが与えられます、きついことが大きければ大きいほど素晴らしい時が必ず来ますと。

その時、自分には全く響かないお言葉でした。今を乗り切るエネルギーにはならないと。ただ向けられたやさしい表情だけは嬉しかったかな。その後、ごはんもお弁当も下手だけどなんとかこなし、家事も買い物も送迎も一人前(?)。子供会では地区長になり、クラスの役員、部活の役員も全て経験しました。学校、地区、地域のもだいや面白さもなんでも知ってる人になりました。父兄会でいろいろ言われた反面、それを聞いていた方々が、あんな言葉に負けないで、とかさまざまな励ましの声をたくさんいただき、どんな場面でも応援してくれる人は必ずいることを知りました。子供達は親がダメな分、兄弟妹の絆が強くなり、とても仲良しに。

つらかった日々のおかげでたくさんの経験ができ、たくさんの知識を得られ、多くの人と繋がりました。神様を信じているわけではありませんが、牧師さんの言葉は今では大きな支えです。子供たちが、いつか、私のあとを引き継いでクリスマス献金したいと言ってくれました。つらいことが大きければ大きいほど、いつか、大きな喜びの時は来るものなのですね。メリークリスマス。

令和6年12月
院長・理事長 柏木輝行

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