人工膝関節置換術を受けられる患者さんのリハビリメニュー
人工膝関節のリハビリについて
下記プランは手術時の骨移植等の状況により変更する場合がございます。
リハビリプラン
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- 手術前
- 手術前の状態をリハビリスタッフが検査します。また、手術前より運動を出来るようであれば行ってください。
※下記リハビリ指導内容をご覧下さい。
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- 手術当日
- 呼吸と足関節の運動を行ってください。
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- 手術後1日目
- 全身状態を確認しながら、歩行器を使用し、トイレに行く練習を開始します。
※歩くのはリハビリが始まるまで控えてください。
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- 手術後2日目
- リハビリ室で膝関節を動かす練習、筋力トレーニング、松葉杖や歩行器などで歩く練習を行っていきます。
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- 手術後3日目
- 股関節を動かす練習、筋力トレーニングを引き続き行います。
歩行目標
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- 手術後1週目
- 病棟内を松葉杖や歩行器などを使用して自分で歩けるようにがんばりましょう。
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- 手術後2週目
- 松葉杖一本で歩けるようにがんばりましょう。
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- 手術後3週目
- 杖で歩けるようにがんばりましょう。
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- 手術後4週目
- 退院に向けて積極的に歩行練習を行い、体力をつけて行きましょう。
※手術後4週前後が退院になります。
※リハビリの計画や退院時期については患者様の状態によっても異なります。個人のプランについては主治医に確認してください。
リハビリ指導内容
リハビリ(1)
- 膝を伸ばして座り、丸めたタオルを膝の下に入れ、太ももに力を入れてかかとが上がるように努力します。このとき膝の裏で枕(枕はなくても結構です)を押さえ付けてください。
- この状態を5秒間続け、そのあと力を抜きます。
- 楽に出来るようでしたら、重りを足首に乗せる等の調整を行ってください。
※この運動の名前は、パテラセッティング(patella setting)といいます。
目的
- 大腿(だいたい)四頭筋(しとうきん)の筋力増強・維持するためです。
- この筋肉は立つとき、歩くときに重要な筋肉です。


リハビリ(2)
- 仰向けに寝た状態で、膝を伸ばしたまま5秒間10cmほどあげます
- また、腰痛予防のため反対側の膝は曲げることをお薦めします。
- 楽に出来るようでしたら足首に重りをつけてください。
※この運動の名前は、エスエルアール(SLR)といいます。
目的
- 腸腰筋(ちょうようきん)、大腿(だいたい)四頭筋(しとうきん)の筋力増強・維持するためです。
- この筋肉は起立・歩行に重要な筋肉です。


リハビリ(3)
- 横向きに寝た状態で足を横に広げます。
- 出来るだけ足は広げ、出来れば広げた状態で5秒間止めます。
- この時、体が前後に倒れないように気をつけてください。
目的
- 中殿筋(ちゅうでんきん)の筋力増強・維持するためです。
- この筋肉は歩くとき股関節を安定させるために、最も重要な筋肉です


リハビリ(4)
- うつ伏せに寝た状態で、お腹の下に枕を敷き、ベッドから離れるように足を持ち上げます。
- 出来れば持ち上げた状態で5秒止めます。
目的
- 大殿筋(だいでんきん)の筋力増強・維持するためです。
- この筋肉は、歩くときにも重要ですが、手術したあとの排泄動作にも重要になります。


リハビリ(5)
- 向けに寝た状態で両膝を立て、腰を浮かせます。
- 出来れば、腰を浮かせた状態で5秒間止めます。
目的
- 大殿筋(だいでんきん)、背筋の筋力増強・維持するためです。
- この筋肉は、歩くときにも重要ですが、手術後の排泄動作のときにも重要になります。


リハビリ(6)
- 腰掛けた状態で、膝を伸ばします。楽に出来るようでしたら足首に重りをつけます。
- 出来れば膝が一番伸びた状態で5秒間止めます。
目的
- 大腿四頭筋(だいたいしとうきん)の筋力増強・維持のためです。
- この筋肉は立つとき、歩くときに重要な筋肉です。


リハビリ(7)
- 手術した方の足首を動かします。
- この運動はできるだけ行って下さい。回数は無制限です。
目的
- この運動は血液の循環をよくし、血液が固まるのを防ぎます。又、足がはれるのも防ぎます。


リハビリ(8)
- 仰向けに寝た状態で、両手にダンベルを手に持ち体の前のほうに持ち上げます。
目的
- 上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)の筋力増強・維持のためです。
- この筋肉は松葉杖を使用するときに重要な筋肉です。


